第20回日本高専学会年会の開催に際しましては、会員各位ならびに関係者各位のご協力により、大過なく終了することができました。 ここに心から御礼申し上げます。以下に年会の概要を報告致します。 | |
日 時 | 2014年 8月30日(土) ~ 31日(日) |
会 場: | 函館市国際水産・海洋総合研究センター |
開催校(主管校): | 函館工業高等専門学校 |
参加人数 | 参加人数:145名 |
実行委員長 日高良和(第10期会長・宇部高専) |
◆【 日 程 】8月30日(土)◆ | ||
口頭発表 | 23件の口頭発表 | |
開会行事 | 会長挨拶 | 会場提供校校長挨拶 |
奨励賞授賞式 |
科学の甲子園2013北海道大会 準優勝 |
函館工業高等専門学校 埋蔵文化財研究会 |
奨励賞・特別奨励賞 受賞講演 | 演題:北海道知内町の涌元古銭と ベトナム銭「開泰元寶」 演者:函館工業高等専門学校 埋蔵文化財研究会 川上桐佳様(函館高専 物質工学科 5年) |
演題:創造性とチームワークを育む 科学イベントへの取組 演者:函館工業高等専門学校 H.N.C.T chemistry 佐々木汐音様(函館高専 物質工学科 3年) |
特別講演 | 演題:クロマグロの完全養殖達成と産業化への現況 講師: 近畿大学水産研究所所長 宮下 盛氏 クロマグロの完全養殖達成まで32年にわたって試行錯誤を繰り返された 苦労や,なぜ近畿大学で成し得ることができたかといったことをお話し頂 いた.詳細は、次号学会誌に掲載予定です。 | |
特別講演 | 演題:函館高専新学科・センターの構想から実施まで 講師:函館工業高等専門学校校長 岩熊 敏夫氏 函館高専で昨年度より始まった新学科について,その構想から今年度の 状況に至るまでお話し頂いた.詳細は、次号学会誌に掲載予定です。 | |
懇親会 |
参加者 59名 函館山ロープウェイ山頂レストランで, 美しい景色を眺めながら参加者で交流を深めることができました。 |
◆【 日 程 】8月31日(日)◆ | ||
口頭発表 | 15件の口頭発表 | |
ポスターセッション | 64件のポスター発表 | |
パネルディスカッション「高度化への方向性と課題」 |
「高度化への方向性と課題」と題し,4名のパネリストによる講演が行われた.
氷室氏(有明高専)は,「高専が目指す技術者と課題」と題し,高専教育の
問題点として留年数の多さについてデータを交えながら説明された.山下氏
(木更津高専)は,「アクティブ・ラーニングによる授業改善について」と題し,
一般教育の生い立ちやアクティブ・ラーニングについて説明された.吉田氏
(有明高専)は,「高専における専攻科の存在意義と高度化への対応」と題し,
産業界へのアピールや,その存在意義など専攻科の問題について述べられた.
浜氏(函館高専)は,「高専のあり方と高度化への方向性」と題し函館高専の
新しい教育体制である3学科5専攻10履修コースについて,そのねらいや教育
内容についてについて説明された.講演後には,留年の問題やアクティブ・ラ
ーニングの必要性,また専攻科生と大学生との差別化の必要性などが議論
された.特に高度化の問題については,高専らしさをさらに洗練していくこと
こそが高度化につながるとまとめられた. | |
優秀ポスター発表 授賞式 |
日本高専学会 2014年度総会 | 2013年度の活動と2014年度活動案が報告されました。 詳しくは、学会誌をご覧ください。 |