イベント・行事のご案内
●シンポジウム◆ 衝撃の第1回の成果をさらに発展させました.
MNB技術が話題になっています ◆
第2回 マイクロ・ナノバブル技術シンポジウム
主催:日本混相流学会・日本高専学会 協賛:(株)ナノプラネット研究所・日本フェンオール株式会社
日 時: | 2007年3月5日(月) |
場 所: | 工学院大学アーバンホール(新宿キャンパス 〒163-8677 新宿区西新宿1-24-2) TEL 03-3342-1211(代表)(JR新宿駅から徒歩5分) |
趣旨:第 1 回マイクロ・ナノバブル技術シンポジウムを 2006 年 8 月に開催してから約半年が過ぎました.この間,マイクロ・ナノバブル技術は,ますます日本社会への大規模な進出を開始しています.その特徴は,産業と民生の両方の分野に幅広く適用されていることにあります.そこで,本シンポジウムでは,マイクロ・ナノバブル技術の核心を明らかにするとともに,最新の省エネ,水質浄化,排水処理,医療,食糧などの分野において,第1回マイクロ・ナノバブル技術シンポジウムの成果をより本質的に発展させた注目すべき成果が報告されます.また,これらの成果を踏まえ,マイクロ・ナノバブル技術の日本社会における総合的でかつ独創的な発展方法についても討議を深める予定です.
テーマ:「マイクロ・ナノバブル技術が切り拓く新しい世界」
◆プログラム | |
09:30−09:30 | 受付・開会挨拶 |
09:30−10:00 | 基調講演 大成博文(徳山高専)「マイクロバブル技術の到達点と今日的課題」 |
新世紀を迎えて,マイクロバブル技術が急速に,かつ大規模に日本社会への浸透を開始している.その特徴は,健康・医療,食糧・バイオ,環境・省エネの主要 3 分野において開発が進んでいることにあるが,それらの主要な内容は,いまだ広く開示されていない.そこで,今日におけるマイクロバブル技術の到達点を示すとともに,その具体的課題を明らかにする.また,民生用,産業用の両分野において,マイクロバブル技術の将来展望を示す. | |
10:00−10:40 | 一般講演1 上入佐光(三井造船昭島研究所)「マイクロバブルによる船舶抵抗軽減」 |
平板を用いた水槽試験でマイクロバブルが摩擦抵抗を軽減する効果を確認した結果,船体曲率の影響,表面粗さの影響,ボイド率の影響を考慮して,実船でも最大 4 %程度の省エネ効果が期待できることがわかった.そこで実船に適用する前の予備試験として長さ 30 m,幅 14 mのバージの底面にマイクロバブル吹き出し装置を装着して,海上で曳航してその抵抗軽減効果を調査した.その結果について報告する. | |
10:40−11:20 | 一般講演2 道奥康治(神戸大学工学部)「マイクロバブル技術による貯水池等の水質浄化」 |
富栄養化した貯水池の深層が貧酸素化し,栄養塩や金属の溶出やメタンガスの発生が見られる.ゴミ浸出水の貯留池においては貯水池とは異なる水質組成の汚染物質が高濃度に蓄積し,受水域の水環境に影響を及ぼす.酸素溶解効率の高いマイクロバブル技術を用いて水質浄化に適用した事例を紹介する. | |
11:20−12:10 | 特別講演1 佐藤浩(東京大学名誉教授)「日本技術の将来を考える」 |
昼食 | |
12:50−13:20 | マイクロバブルの実演 |
13:20−14:10 | 特別講演2 山嵜和幸 坂田和之(シャープ(株))「マイクロ・ナノバブル技術による排水処理」 |
最近,リスクアセスメントの観点から環境リスクの低い排水処理システムが求められている.弊社では,リスクを低減可能なマイクロ・ナノバブル技術による排水処理システムと取り組んで来た.微生物を MNB により活性化することにより,高濃度窒素廃液,高濃度現像廃液,生活排水他の実装置排水処理設備にて,一定の成果を得た. | |
14:10−15:00 | 特別講演3 岡嶋研二(名古屋市立大学医学部)「マイクロバブルの医療への応用」 |
これまでに,マイクロバブル(MB)の生物作用として,牡蠣やホタテの成長促進作用が認められている.しかしながら,これらの MB の作用の発現機序には,不明な点が多い.MB は,気泡内が陰圧のため,液体中に放出されると,周囲から加圧され,いわゆる断熱圧縮が起こるために,バブル内の気圧や温度は著明に上昇する.また,MB は,発生時の静電摩擦作用により,表面に陰性荷電を有するので,陽性荷電を有する生物表面と結合しやすいという特性を有している.このような特性を持つ MB が,生物表面で破裂すると,瞬間的な高温,高圧,さらに,発光などによるエネルギー転移が惹起される可能性が高い.演者らは,皮膚の知覚神経が刺激されると,温痛覚が伝達されるのみならず,刺激部位において,また,刺激が強いときには,全身でも,細胞の生存や成長に不可欠な物質であるインスリン様成長因子-1 が産生されることを見出した.すなわち,MB による牡蠣やホタテの成長は,MB によるインスリン様成長因子-1 の産生促進の結果であろうと考えられる. | |
15:00−15:50 | 一般講演3 大成博文(徳山高専)「マイクロバブルの発生機構と光マイクロバブル」 |
マイクロバブルとマイクロバブル水の性質は,その発生方式によって大きく異なることを明らかにする.とくに,超高速旋回方式と加圧溶解方式の両発生機構を比較検証し,その本質的な相異を解説する.また,超高速旋回方式によって発生したマイクロバブルの収縮,電位,光熱特性を明らかにする.さらに,それらの物理化学的特性と生物における知覚神経刺激作用や活性作用の相互関係についても検討する. | |
休憩(10分) | |
16:00−16:55 | 総合討論(55分) |
16:55−17:00 | 閉会挨拶 |
17:00−18:00 | 懇親会 |
- 参加費:正会員10000円,学生会員6000円,非会員25000円(いずれもテキスト代を含む),懇親会費3000円
- 参加申し込みの方法:参加ご希望の方は,氏名,正会員,学生会員,非会員の区別,所属,住所,電話とFAX番号,E-mailアドレス,懇親会参加の希望有無を書いて,E-mail または FAX でお申し込みください.なお,参加申し込みの受付が確認された後に,参加費等の請求をさせていただきます.お申し込みいただいた個人情報につきましては,厳正管理を行い,今回のみの使用に限らせていただきます.
- 参加申し込み先:周南市城ヶ丘3丁目14番36号 (株)ナノプラネット研究所 実行委員会事務局(大成由奈)
TEL 0834-29-3302 FAX 0834-29-8100 E-mail:mnb@nanoplanet.co.jp - 問い合わせ先:徳山工業高等専門学校環境水理研究室 大成博文 TEL/FAX 0834-29-6323 E-mail:oonari@tokuyama.ac.jp
- 参加申し込み期限:2007 年 2 月 16 日(金) 参加者は,会場の都合もあり,先着 300 名とします.早めにお申し込みください.
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