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●日本高専学会 年会

総会の様子1

日本高専学会 第6回総会 報告

【メインテーマ】 未来を拓く高専教育 −無限の可能性を求めて−

日 時 2000年 8月24日(木) 〜 26日(土)
会 場 宇部工業高等専門学校
会場校責任者 〒755-8555 山口県宇部市常盤台 2-14-1
宇部工業高等専門学校 一般科 山下 祐志(yamasita@ube-k.ac.jp)
TEL:0836-35-7823  FAX:0836-35-4914(学科事務室)



第6回 日本高専学会総会・研究発表会の速報

宇部高専 山下 祐志
総会の様子2

第6回日本高専学会総会並びに研究発表会が何とか無事に終了しましたので,その概要について速報を流します。ご参会された方々並びにご支援・ご協力をいただいた多くの皆様方,本当にお世話になりました。会場校の会員を代表して御礼を申し上げます。

さて,今回の総会は,(1) 特別講演の講師謝金以外は学会からの資金援助を受けずに,会場校の独立採算制で運営すること,(2) 学会員以外の方々の参加を広く呼びかけ,日本高専学会を社会に開かれた学会にすること,の2点においてテストケースの意味合いをもっていました。

そのため,総会の準備から運営に至るまで,会場校の会員一人一人が汗を流して自前の運営を心がけ,少しでも経費節減に配慮しました。ご参会の皆様にとっては,サービス不足,物足りない面も多々あったかと思いますが,そのような事情をお察しいただき,お許しを願いたいと思います。お陰をもちまして,独立採算が可能であることを事務局に報告することができます。

次に,開かれた学会にすることができたのかどうか,についてコメントします。今回の総会参加者は81名でしたが,そのうち会員は44名であり,会員と非会員の数がほぼ拮抗しております。なお総会の期間中に,2名の方が入会されましたことを,皆様と共に喜びたいと思います。但し,会員の参加者が当方の見積もりよりも約30名少なく,開催の場所や日程等について,さらなる検討が必要であることを痛感しております。

総会の様子3

しかしながら,各セッションの研究発表会場では,開かれた高専学会にふさわしく,高専教官以外の参加者あるいは非会員の皆様からの発表や問題提起が相次ぎ,今後の高専学研究に有益な示唆を与えていただきました。特に,HNKを代表してご参加頂いた3氏(井崎潤一郎氏,石山彰雄氏,碇山みち子氏)には,昼夜にわたるご活躍をいただき,あつく御礼申し上げます。さぞやお疲れになられたのではないでしょうか。

総会の議事録,特別講演,各セッションの発表内容や協議事項については後日,各担当者が学会誌に報告することになっておりますので,そちらに譲ります。ここでは,特別講演と各セッションのバランスがよく取れており,高専教育の全体像をつかむことに役立った,熱心な討論に高専関係者のエネルギーを感じた,等のお褒めの言葉を頂いたことを紹介するに止めます。

最後に,私の個人的な感想を述べることを許していただけるならば,教官の力量形成の問題(地域協力や技術支援等を含む)と学生教育の問題,高専制度の問題等が混同したまま議論されており,ボタンの掛け違いがあるように感じました。次回の開催校大分高専の総会では,この点が少しでも整理されることを期待しております。




【基本日程】
8/24(木)
評議員会 11:00〜12:00
総会 13:00〜14:00
第1セッション         14:15〜17:15
8/25(金)
第2セッション 9:00〜12:00
特別講演
鈴木康明氏(国士舘大学助教授)
13:00〜14:30
第3セッション 14:45〜17:45
懇親会 18:15〜
8/26(土)
第4セッション         9:00〜12:00

【研究発表プログラム】
コーディネータ:宇部高専 深川勝之
今回の研究発表は各セッション毎に予めテーマを設定することによって,問題点を絞り,充分な意見交換ができるように配慮しました。各セッションの内容はこちらを参照して下さい。さらに詳細な報告が学会誌第5巻・第4号に掲載される予定です。

第1セッション:新しい飛躍をめざして−私たちの高専改革−
第2セッション:人間教育と技術教育
第3セッション:青年たちは今−高専の内と外−
第4セッション:地域協力と高専

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